建 築
南沢湧水を眼下に配し、緑地を背負う形の配置は
すぐにイメージされました。
黒い焼杉の外観、しっかりとした軒、北側の大きな開口、
迷うところはありませんでした。
益子の浜田窯の工房を芯にすえ、細部を詰めていきました。
信頼を寄せる棟梁と、職人さんと ・ ・ ・ ・ 。
自分達で出来る事は、家族で手をかけました。
柱を塗り、漆喰を塗り、大谷石を切り ・ ・ ・ ・ 。
3月11日も工事中、納品されたばかりのサッシを、
大工さんが必死に守ってくれました。
たくさんの人の手と、心を経て、工房は完成し、
でも、以前から、そこにあった様に、
しっくりと森に溶け込んでいます。